中学受験は親子の受験と言われます。
だから親の手助けは必要不可欠ですが、その中でもよく議論される話題に「自走がいいか伴走」がいいかがあります。
この記事では「中学受験は自走か伴走か、どちらがいいのか」について、子供の中学受験を経験した私の考えを書いています。
※あくまで私の考えです。意見の1つとして参考にしていただけたらと思います。
自走、伴走って?
中学受験に関して使われる「自走」「伴走」は、下記のような意味で使われます。
- 自走
お子様自身で管理して勉強すること。お子様自身がテスト直しや復習など、計画を立てて行う。 - 伴走
お子様の宿題、テスト結果などを保護者がチェックし、保護者が復習すべきことなどを計画を立て、お子様に実行を促す。
自走がいいのはもちろんですが、まだまだ小学生なので自信では管理が難しいことが多いです。
SNS等でどのように議論されているのか調べたり、中学受験する保護者の方と意見交換をしました。
どちらがいいかの結論は「お子様による」につきます。
いやいや、そんな解答ないよ・・・と思われるかもしれませんが(書いていて「なにそれ」と自分でも思った)、結局はお子様によって異なります。
自分で効果的な計画を立て実力できるお子様、自走したい気持ちはあるが成績が上がらないお子様、すぐに勉強以外のことに流されてしまうお子様、保護者と一緒だから頑張れるお子様など、ほんとうに様々な方がおられます。
様々なお子様がいるので、一概に「自走がいいよ!」「伴走がいいよ!」とは言えません。お子様に合ったように、どうサポートすべきか考え、常に変えていくのがいいのだと思います。
自走=完全放置ではない
中学受験に関しての勉強を、自分でできるからと完全放置はNGです。
- テスト結果は必ず見る
- テストをファイリングして復習しやすい形にする
- 受験校について調べる
- 必要と感じた本は購入するなど
保護者のサポートは必要です。
お子様の苦手がどこか、どんなミスをするのかは、お子様自身で解き直ししていても、把握しておくべきだと思います。
お子様の状況を把握することで、急な成績の低下やモチベーションが落ちた時に、的確なアドバイスができ、軌道修正ができます。まだ小学生なので、このサポートは必要です。
※通信教育の場合は、取り組んだ内容をざっと見ておくのがいいと思います。塾ほど頻繁にテストがないので。
そうは言っても忙しくて無理、、、と思われるかもしれませんが、完全に全てをチェックしなくてもだいたいの把握でいいと思います。だいたい分かっているのと、全く知らないのでは違ってきます。
我が家の場合は伴走した
中学受験をすでに終えている長女の場合、自走は無理でした。
宿題はギリギリまで取り組まない、苦手な算数は手を抜く、テスト直しはやると言ってやらない・・・など、、問題が多かったです。
それでも長女は中学受験したい!という気持ちだけは強かったので、出来る限りサポートしました。
伴走した内容な以下のとおりです。
- テストをチェックして、どこで間違えたか分析する。
- 間違えたところを印刷し、やり直しノートを作る。
- 上記で間違うと、解説し、その場・翌日もう一度とき直す。
- 上記で間違えた問題の基礎問題をピックアップして解く。(既に取り組んだテキストから)
- 1週間後、1ヵ月後に、テストで間違えた問題を解くようにする。
- 完全に正解できるまで繰り返す。
あとは私自身、受験校のテスト問題を数年分解きました。
夏期講習や冬期講習など、毎日塾がある日はなかなか大変でした。娘が返ってくる時間も遅いので、そこから分析→ノート作りで、睡眠時間が削られます。
娘の頑張りで成績は伸び、志望校に合格できました。
中学受験終了後はどうすべきか
我が家の場合、中学受験後はノータッチです。
これは本人の希望によるものです。反抗期もあり、関与しようと思ってもできなかったであろうとは思いますが。。
入学後の初めての試験では、学内真ん中くらいの順位でした。自分でテスト勉強はできています。
(ただ自習は相変わらずできない。。)
中学受験を伴走したのなら、受験後も一気に手を離すのではなく、徐々に離していくのがいいとの意見もありました。
中学受験を伴走で終えた長女が、学校の勉強はできても、大学受験を見据えた自習はできないままであることから、可能であれば徐々に手を離すのが一番いいように感じます。
ただ反抗期真っ只中の年齢なので、関わり方が難しいですね。
受験後の関わり方も、お子様の様子を見ながら決める・変えるのがいいと思います。
まとめ
「中学受験は自走か伴走か」、お子様によってお子様の様子を見て、その都度変えていくのがいいと思います。ただ上記で記載したように、自走であっても完全放置するのではなくサポートは必要であると思います。